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子どもの急な発熱!何を用意する?冷えピタ用意だけじゃダメ?
これほど怖く感じることはないですね。
- 熱は必要があって高くため、すぐに下げてはいけない。
- 体を高温にしてウイルスや菌を攻撃して自然治癒力を高めている。
- 心配だからと医者の指示なくして、勝手に解熱剤を投与するのは避ける。
5~6か月くらいの赤ちゃんは、赤ちゃんの体の中にママからもらった免疫がも残っているのため、病気になることは少なくてすみます。
月日と共にママからの免疫が少なくなっていくので、赤ちゃんは自身の抵抗力だけで、細菌などのいる外界で戦っていかなければならなくなるため、病気になることが多くなります。
熱だけを下げても意味はありませんし、病原菌と戦っている最中に熱を下げてしまうと、病原菌と長い付き合いをしなければならなくなってしまい、逆効果です。
熱が出た!冷えピタだけじゃ…ダメ!
おでこにピタッとくっついて、ヒヤっと気持ちいですよね。
医師から「冷えピタは効果がない」と言われた。
看護士さんから「おでこを冷やすことと熱を下げることは全く関係がない」と言われた。
そう。冷えピタでは熱は下がりません。
【東京女子医科大学の研究結果】
- おでこに冷えピタを貼って解熱効果が見られた例はなんと0%
- メンソール配合のため、リラックス効果は53%
化学的な効果はないとしても、心理的効果はあるのです。
おでこに貼るのは爽快感があるので気分的な問題で、一瞬スッとします。
冷えピタで体温は下がらないので効果はありません。
高熱で体を冷やしたい場合は、動脈に触れやすい箇所に保冷剤などで冷やしてあげるのが効果的です。
気になるのは、「もしも…」という事故。
おでこに当てることを嫌がっている子にわざわざ貼る必要はないですが、
ヒヤッと気持ち良いことでスヤスヤ寝ている様子だとママが赤ちゃんから場所を離れてしまうこともあるかもしれません。
赤ちゃんが動き、素材がジェルのため、口や鼻を塞ぐ事故がありました。
どうか、使用する際は気をつけてください。
2004年4月下旬北海道内において、発熱した生後4ヶ月の男児の額に、熱さまし用ジェル状冷却シート(以下、「冷却シー ト」という。)を貼り看護してい た母親が、夕食の後片付けのためしばらく側を離れたのちに戻ったところ、冷却シートが男児の口と鼻を塞ぎ、窒息状態となった。救急車で病院に搬送後、人工 呼吸管理をはじめ、さまざまな治療を施し一命は取りとめたものの、低酸素性虚血性脳症が認められ、今後将来にわたり全介助が必要なほどの重度な障害が残る 可能性が極めて高い。
愛情は最強の薬!急な発熱の対処方法は!
まず、ママが落ち着きましょうね。
大丈夫。大丈夫。
パパとママがそばにいるよ。
焦る空気で子供は不安になります。安心させてあげましょう。
急な発熱を下げる対処方法
効果のある部分(動脈が触れる部分)を直接冷やしてあげて、水分補給を!
- 保冷剤は直接皮膚に触れないようにタオルで包み、凍傷を避けるため、長時間同じ部分を冷やすことは避けてください。
- 急激な解熱は多くの汗をかき、脱水に なったり腎臓に負担をかけるので、体中の動脈を冷やすのではなく、鼠径部もしくは脇の下だけとかにして、脱水にならないよう水分補給を心がけてください。
- 高熱の場合は、脇の下と足の付け根も冷やすとよいですが、身体を冷やすのは熱が上がりきってからで、手足の先などが冷たい場合は逆に温めてあげてください。
冷たい食品を購入したときに保冷剤がついているので、数個は冷凍庫に保管しておくと便利です。
使用時は事故を防ぐため、飛び出さないように、絶対タオル等に包んで下さいね。
水分補給をしましょう
5ヶ月ごろにやってくる、突発性発疹。高熱がでてビックリするご両親も多いのでは。
焦らない!焦らない!
白湯などを欲しがるようだったら、飲ませてあげてください。
高熱が出て病院に行かないご両親はいないと思うので、勝手に判断しないでお医者さんの指示を仰ぎましょうね。